【体験談】後悔…。第二新卒としての転職は失敗でした。

転職

2つ目の病院での配属先はICUと決まっていました。

憧れのICUで急性期看護を学ぶことができると
期待を胸に4月1日を迎えたおばナース。

しかし、またもや1年で転職することとなります…😥
そうです、第二新卒としての転職に私は失敗したのです。

何でそんなことになったのか?

またまた振り返ってみました。

新人の時の転職までの経緯はこちら↓
【体験談】新人看護師時代、第2新卒として転職した理由と結果

※下記文章では、新人時代の病院をA病院、2年目の病院をB病院と表記します。

B病院の面接の日の様子と印象

B病院は、2次救急病院。
病床数は199床。(ICUは8床)
脳外科内科、心臓外科内科、整形外科、総合内科を受け入れていました。

A病院は、550床で、敷地内に大きな図書館や研究棟、研修施設などがあり広かったから、
B病院のことは「小さな病院だなー」というのが第一印象でした。

そして、ICUを見学させてもらったのですが、
暇そうに中央のカウンターに看護師が集まり、笑いながら話をしていました。

「メッチャ暇そうですけど、この病院大丈夫?😰」

これが本音でした。

「ちょうど、患者さんを病棟に出したところだったみたいですね✨」

と、引率の看護部長は話してました。

面接終了後に、転職サイトの担当さんにも、感想を伝えたところ、

「A病院みたいに大きな病院ではないから、
 患者さんが一時的に減ることはあるんでしょうね✨」

とコメントがありました。

ICU(と名の付くところ)であれば、急性期看護が出来ると思っていたため、
看護部長と転職サイトの担当さんの言葉を、
自分の都合の良い解釈で受け止めた自分がいたように思います。

そして、第二新卒として転職する正当な理由が欲しかったし、
何より、私は間違っていないと思いたかったんだと思います。

2次救急のICUは暇過ぎ

すべての2次救急病院のICUが、暇なわけではないと思います。

しかし、おばナースが再就職した病院は、
ずっと患者さんが少ない毎日。(ICUレベルでない患者さんしかいない日も…😥)

毎日、毎日、何のために出勤してるか分かりませんでした。
暇すぎる、つまらない、面白くない😞

A病院の時は、毎日100%の稼働率。
退院患者と入れ替わりにベッドが埋まってたから、
120%稼働くらいだったのかもしれません。

勤務の中で座れるのなんて、ご飯休憩くらい。
それ以外は、ひたすら動く。
開始から終了まで、やることは山積みで、多重課題の毎日でした。
これは、これで大変でしたけど。

しかし、B病院ではやることがないんです・・・。
患者さんが、ほぼいませんから…。(涙)

もしかして・・・・。
もしかして・・・・。
あの面接の日の様子は、

たまたまではなく通常の様子だったのでは・・・💦

これに気付くのに1か月もかかりませんでした💀

そんな中、緊急入院が来ました!
一気にみんなが動き出す。
おばナースも、教えてもらった中で出来ることを全力でやりました。

『忙しいって、楽しい😆🎵』

そんな気持ちが顔にも態度にも出ていたのか、

「おばナースさん、なんだか生き生きしてますね

と先輩に言われたのを覚えています。

しかし、基本暇な職場に、入職から1か月経たずして、

この転職は失敗だったのでは…?

というフレーズが、頭を過るようになっていました。

使えない看護師のレッテルを貼られた日

事件が起きたのは入職3か月目頃。
患者さんが少ないながらに、少しずつ業務を覚えていたころでした。

この日までは、人間関係も問題ありませんでした。

むしろ、

「さすがA病院にいただけあって動きがいい

なんて褒められていたように思います。

しかし、手術前の患者さんを受け持ち、出棟させる時に事件は起きました。
この患者さん理由は忘れましたが、プロポフォールを投与していて鎮静状態でした。

手術室には、輸液ポンプは外していくことが基本ルールだったので、
輸液ポンプを外し、プロポフォールをフリー滴下に変え絞り気味にして出棟。

だから、手術室に着いた頃に、ちょっと覚醒し始めてしまった患者さん。

「なんでプロポフォールを止めたんだ😡!!」

その状況を見た医師が一言。

『えっ?オペ室には輸液ポンプもっていかないやん💦』

と思いつつも、
なんかヤバいことしたっぽい😨💦
と内心焦る。

ICUに戻ってすぐ、その日の指導者に報告!!。
その人は、たいした反応はしなかったけど、
後日、その件はインシデントとして大きく取り扱われ、

一部のスタッフや主任から

「おばナースさんって、何も分からずに動いてるんだ。」

「プリセプター付けた方がいいんじゃない。」


「動けるかと思ったけど、アセスメント出来ないんだ。」


と、いうようなことを言われるようになってしまいました。

新人からいると、成長の速度をずっと見ているから
2年目になっても、
「この子は、こーゆー感じ。これは出来るけど、これはまだ未経験」
みたいに、段階をちゃんと追って周りも見守ってくれます。

しかし、転職者は、例え2年目でもそーはならない。
元々いる新人が2年目になって出来ることは、出来て当たり前と思われている。
と言うことに、この時気付きました。

この時、おばナースがしてしまったインシデントは、
新卒からいる2年目の人達であれば、起きないものだったようです。
(仲良くなった2年目の子に実際聞いたら、言いにくそうに、「それはやらないかな」と言ってました)

この日から、教育担当の人達から、
腫れ物を扱うような対応をされ始めました。

病棟であれば、死角になる場所があって、ちょっと先輩から逃げることができるけど、
狭いICUに死角はなく、1日中、針の筵みたいな状態に耐える日々が始まったのです。

夜勤ばかりのシフト

B病院はママさんナースが多い病院だったので、
夜勤が出来る看護師の人数も少なかったです。

治療や処置、手術は基本的に日勤で行われるため、
技術習得のためにも、日勤が普通(月10日くらい)にあることを希望していました。

しかし、21か22日出勤のうち、夜勤9~10回・・・。
ってことは、日勤は2~4日

2~4日で何を学べと??
どうやって、技術の習得をしろと?

師長に、交渉したけど、状況の改善は全くありませんでした。

後悔と葛藤

相変わらず、患者さんは少ない。
そして、「使えない看護師」のレッテルを貼られたおばナースは、
すっかり萎縮していました😔

周りの反応も変わり、スタッフとの人間関係もギクシャクし始め、
病棟のお手伝いばかり行かされるようになりました。

私、何してるんだろう・・・。
なんのために転職したんだろう。
A病院を辞めなきゃよかったな
💦

この病院より、ずっとA病院の方が学びが多かった。
丁寧に指導してくれたな。
慢性期っぽく感じてたあの場所の方が、
ここよりずっと急性期だった。
ここで何が学べるんだろう。
夜勤ばかりで、一体何になるんだろう。
日勤の日は、病棟の手伝いばかり。
これでは、病棟でも動けない看護師になってしまう。


間違えた・・・。

転職サイトで引き止めてくれた営業さんは、本当の意味で優しい人だったんだ。

どうしよう。どうしたらいいんだろう…😣

心から笑えることも無くなり、
見えない未来に、ドンドン気持ちは暗くなっていきました。

2年以内に辞めたら、家賃手当の返金が条件

新人で転職してしまったことに加えて、
もう1つ辞めることへの足枷となったのが

2年以内に辞めたら、家賃手当は全額返金!

という条件が、入職時の契約にあったからでした。

毎月32,000円の家賃手当。
本気で辞めたいと考え始めたころには、
32,000円×所属期間で、30万円を超える金額になっていました。

実は、もしもの時のために、
家賃手当分には手を付けず貯金していました💰✨
(ここら辺は大人です😂ww)

お金は返金出来るけど、
せめて2年いられたら・・・・。

お金と再び経歴に傷が付く状況の狭間で、
そんなことを考えていました。

転職を決意した日

珍しく日勤で、さらにICUでの業務に割り当てられていた日。

この日の指導者は1番苦手な人だったけど、せっかくの日勤!
このチャンスを無駄にしたくなくて、
久しぶりのICU業務が嬉しくて、
質問したり、初めての技術を見学させてほしいとお願いにいきました。

でも、指導者は無視。。。
何度話しかけても無視。。。。

挙句の果て😢

「忙しいんやけど😡!」

と、怒鳴られてしまいました…😢

いやいや、忙しくない時を狙って声かけてましたから。
さすがに、いい大人なので、それくらいわきまえてますから。

ギリギリのところで保っていた心の中の何かがプツンと切れ、
コップから一気に水が溢れ出すように、
我慢していた気持ちが流れ出てきました。

怒鳴られた後、
指導者に声をかけることはありませんでした。

その夜、その指導者からまさかのlineが。

「今日は、ごめんなさい。イライラしていて・・・」と。

これを見るや否や、

はぁ?????こんなチープな謝罪で、
「こちらこそ、お忙しいところすみませんでした」
とでも返信くると思ってんのか?
バカにすんじゃねー!


と、怒りのボルテージが一気にマックスへ!

そこから、何ラリーかしたけれど、
10年以上前のことでさすがに内容は覚えていません。

でも、これは覚えている。
指導者は、おばナースの反応が
自分の謝罪を跳ね除け、
攻撃的返信だったのが気に入らなったようで、

「私たち(意地悪3バカトリオの指導者)も、
 おばナースさんが、どうしたら成長できるか、
 頭をかかえています」

ときたもんだ。

えー、何様なの?どこまで上から目線なの?
えー、病棟の手伝いばっかり行かせるのに?
えー、無視して怒鳴るくせに?
何、教える気ありますみたいなこと言ってんの?


思うが早いか、返信が早いか、

「考えてもらわなくて結構です!!!!」

そう返信した時には、退職の決意が200%出来ていました。

退職交渉から退職日まで

退職を決めた次の日には、師長に退職の意思を伝えました。
一応引き止められましたが、
これもポーズだったんだろうな。と今は思います。

その後、看護部長とも話をして、
部署異動の話も出ましたが、
お断りしました。

この頃にはもう、この病院の敷地に入るだけで、
心拍数が上がるようになっていて、
一刻も早く、縁を切りたいとさえ思っていたのです。

しかし、退職を決めたのが3月末頃。
4月のシフトは既に出ていたので、
そのシフトだけは、勤め上げることにしました。

こんな職場でしたが、全員を嫌いなわけではなかったので、
突然辞めてしまうと、またシフトを作り直す必要もあって、
嫌いでないスタッフの方にも迷惑がかかると思ったからです。

業務で必要なこと以外は一切喋らず、
能面のような表情で過ごした1か月。

終わりが決まっていたから耐えられた時間だったと思います。

第二新卒としての転職まとめ

おばナースの第二新卒としての転職は失敗でした。

敗因は、考えが浅く、甘かったことだと思います。

そもそも、A病院を辞めた理由が、おばナースのワガママです。
やりたいことじゃなかった想像と違った
それだけでした。

そして、

病院のレベルをあまり考えていなかったこと。
第二新卒も、新人同様に教育してもらえると思っていたこと。
シフトなど細かいところまで確認していなかったこと。

全て、おばナースの考えの甘さが敗因だと思っています。

ただただ、ICUで働きたい!という想いだけで、
それが、どんなICUなのか。
どんなことが出来る看護師になりたいのか。
何も考えていなかったことが、この事態を招いた要因です。

次を決めずに辞めてしまったおばナース。
またまた転職をすることになるのですが、
新人から連続で辞めてしまった、おばさんナースの転職活動はいかに?

また、次回!

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